2017年5月20日土曜日

恋はいばらの道を

 

True love travels on a gravel road 
ElvisPresley

『フォレスト・ガンプ/一期一会』でアカデミー賞を受賞した、主演トム・ハンクス&監督ロバート・ゼメキスが再びタッグを組んだアドベンチャーロマン「キャストアウェイ」


キャストアウェイ


巨大運送会社フェデックスの管理職をしているチャック(トム・ハンクス)。

「お客様の大切な荷物は1分たりとも遅れてはならない」を信条にチャックは、今日も社員たちを叱咤激励し、自身も時間と戦います。

がむしゃらに働くチャックには恋人のケリーと結婚する目的がありました。

もうすぐクリスマスがやってきます。

しかし仕事でタヒチに行くことになったチャックは自社の貨物便に乗り込む前に、プレゼントの交換をします。

ケリーは自身の写真を入れた祖父の形見の懐中時計をチャックにプレセントします。一方チャックは小さな箱をケリーに贈ります。

ケリーはその中身が婚約指輪だと容易に想像できましたが、チャックは大晦日までに帰ってくるので、箱は開けないでほしいと頼みます。

しかしチャックはケリーとの約束を果たせなくなります。
彼が乗って貨物便は、嵐に遭遇し、無人島に不時着します。

こうして負傷したケリーは時間ではなく、恋人の写真を心の支えに、悠久の大自然と戦うことになります。ここからは名優トム・ハンクスの一人芝居です。



貨物便が飛び立つまでは、それがメンフィスだと言わなくてもわかるかのように<ハートブレイクホテル><恋にしびれて><ブルー・クリスマス><心の届かぬラヴレター>・・・絶妙のタイミングでエルヴィスの軽快なロックンロールナンバーが次々と流れます。
最初と最後に登場するクロスロード(四ツ辻)。
それはブルースの偉人、ロバート・ジョンスンの四ツ辻ブルース(クロスロード・ブルース)を連想させます。
ロバート・ジョンスンのそれは悪霊が佇んでいそうな四ツ辻ですが、アカデミー受賞のロバートゼキメス監督『キャスト アウェイ』の四ツ辻は、ブルースとゴスペル、エルヴィスの悪魔性と天使性の両価性を伝えるように悲しみと喜びを暗示しているようです。

エルヴィスは、ドイツをはじめハワイ、メキシコなど世界の観光地を舞台にした映画に主演しています。しかしエルヴィスが生涯過ごしたメンフィスを舞台にしたものはありませんでした。

それだけに「キャストウェイ」は映画自体の面白さもさることながら、ファンの心に響く作品になっています。



キャスト・アウェイ [Blu-ray]



今日食べたテネシー・バーベキュー・バーガーを食べていると浮かんできた映画と映画つながりで名曲ひとつ。

「恋はいばらの道を」






長い間、映画会社との契約に拘束されていたエルヴィスがステージにカムバックしたのは1968年。

その翌年リリースされ、本来の音楽の力を取り戻した入魂のアルバムが、「エルヴィス・イン・メンフィス」です。

通常はナッシュビルのRCAレコードのスタジオで録音してきたエルヴィスですが、周囲の勧めもあって、その名の通り、メンフィスのアメリカン・スタジオで録音でしています。

68カムバック・スペシャル(2枚組)」と共にエルヴィスの復活を決定付けた重要なセッションであり評価も高い仕上がりです。
「バックイン・メンフィス」と併せて日本の男性ファンの間では最高傑作と挙げる人が多いアルバムです。




どの曲もブラッキーな雰囲気が漂っていて、ファンの心を鷲掴みするものでした。「ロングブラックリムジン」は不吉な予感のする曲でしたが、戻ったばかりの音楽の世界を破竹の勢いで疾走するエルヴィスに興奮するばかりで、当時は誰も気にしなかったでしょう。

その中から、「恋はいばらの道を」は、好きな曲。
この曲を聴くと

何人いるだろうか?
サテンやレースのしゃれたドレスが着られるのに
粗末な木綿の服を選ぶ女の子は
恥ずかしさを 少しも顔にあらわさず
恋人の傍らに堂々と立てる女の子は

何人いるだろうか?
何年も寒い冬を過ごした後で
冷たく冷めてしまわない心をもつ人は
真の愛は いばらの道を通り抜けてこそ

ゴールドで舗装された道を歩いただけでは
愛は よそもの
心は危なっかしいだけ
真の愛は いばらの道を通り抜けてこそ

長い歳月を 僕たちは
多くの困難を 涙と共に乗り越えてきた
でも それが二人の愛を育んでくれた
いつも 二人は一緒

どんなに強い風が吹き荒れるとも
これまで 一度だって
君の青い瞳に ねたみや
迷いの色を 見たことがない
真の愛は いばらの道を通り抜けてこそ

ゴールドで舗装された道を歩いただけでは
愛は よそもの
心は危なっかしいだけ
真の愛は いばらの道を通り抜けてこそ
おおベイビー
おお真の愛はいばらの通を通り抜けてこそ
真の愛は いばらの道を通り抜けてこそ



How many girls choose cotton dress world 
When they could have satins and lace 
And stand by her man 
Never once et the shame touch her face 
How many hearts could live through all the wlnters 
We've known and still not been cold 
True love travels on a gravel road 

*Love is a stranger and hedrts are In danger 
On s mooth street paved with gold 
True love travels on a gravel road

Down through the years 
We've had hard time and tears~ 
But they only helped our love grow
And we'll stay together no matter how strong the wind blows.
Not once have I seen your blue eyes
Filded with envy or stray from the one that you hold.

True love travels on a gravel road 

*Repeat 

True love travels on a gravel road 
True love travels on a gravel road